できる限り配線を無くすためにデスクトップパソコンをワイヤレス化する「TP-Link Archer TX3000E」

こんにちは。
雨は好きですが、梅雨のジトジトと暑苦しさは苦手な頭痛がイタイ人(@zutsugaitaihito)です。
相変わらずわたしの机は嵐のあとのように散らかっているのですが、PC周りが配線だらけでものすごく美しくありません。そんなこと言ったら机の上はどうなんだと突っ込みが来そうですが…
なので今回は配線だらけのPC周辺をできる限りスマートにしていくための初めの一歩として「TP-Link Archer TX3000E」を購入して使ってみた感じなどをレビューしていこうかと思います!
TP-Link Archer TX3000Eのスペックについて

通信規格 | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax |
---|---|
デュアルバンド | 対応 |
インターフェース | PCI Express x1 USBピン端子 |
周波数帯 | 2.4/5GHz |
セキュリティ規格 | WPA3 WPA2 WPA |
Bluetooth対応 | 対応 |
対応OS | Windows ※対応OSはWindows 10 64ビットのみなのでご注意ください |
Wi-Fi6で無線でも高速Wi-Fi通信が可能
「Wi-Fi6」とはなんぞやっと言う感じですが、Wi-Fiの通信規格のことを指します。
上記スペック一覧表の通信規格「IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax」の「IEEE802.11ax」(※略すと「11ax」)に該当します。また下記が「Wi-Fi通信規格」一覧になります。
世代 | 新名称 | 規格名 | 最大通信速度 | 周波数 |
---|---|---|---|---|
第6世代 (2020年1月) | Wi-Fi 6 | IEEE 802.11ax | 9.6Gbps | 2.4GHz帯/5GHz帯 |
第5世代 (2013年12月) | Wi-Fi 5 | IEEE 802.11ac | 6.9Gbps | 5GHz帯 |
第4世代 (2009年9月) | Wi-Fi 4 | IEEE 802.11n | 600Mbps | 2.4GHz帯/5GHz帯 |
第3世代 (2003年6月) | – | IEEE 802.11g | 54Mbps | 2.4GHz帯 |
第2世代 (1999年9月) | – | IEEE 802.11a | 54Mbps | 5GHz帯 |
– | IEEE 802.11b | 11Mbps | 2.4GHz帯 | |
第1世代 (1997年6月) | – | IEEE 802.11 | 2Mbps | 2.4GHz帯 |
「Wi-Fi6」の注目する点としては、最大通信速度9.6Gbpsですね。以前のWi-Fi5(11ac)に比べて約1.4倍高速になりました。
また、「Wi-Fi6」は混雑に強い特徴があります。
「直交周波数分割多元接続(OFDMA)」という技術を採用しており、複数の機器が同時にWi-Fiにつながっている状態でも、快適にWi-Fi通信を利用できるような仕組みを取り入れております。
この機能はネットワークゲームにも効果があると言われているみたいですね。
Wi-Fiの通信規格にも様々な種類があります。種類によって通信速度や通信の届く距離なども変わってきますので皆様がもし通信距離や速さでトラブルがある場合は一度自宅の製品の種類などを確認してみると良いかもしれません。
Bluetooth 5.0に対応
今までBluetoothを利用することは全く無かったのですが、以前記事に書かせてもらった「ワイヤレスイヤホン「Anker Soundcore Liberty Air 2」」を購入したのでPCでもついでに利用しようと思います。幸いなことに「Anker Soundcore Liberty Air 2」はBluetooth 5.0に対応しておりましたので性能をフル活用して利用することができます。
Bluetooth 5.0も「Wi-Fi通信規格」と同じく様々な種類があります。
年 | Ver. | アップデート内容 |
---|---|---|
1999 | 1.0 | 一般公開された最初のバージョン |
2001 | 1.1 | このバージョンから広く使われ始めたので「普及バージョン」と呼ばれる |
2003 | 1.2 | 同じ周波数帯(2.4GHz 帯)を利用する無線LANとの電波の干渉を減らし、音質の改善などをはかる |
2004 | 2.0 | 最大通信速度を3Mbpsに切り替えられるEDR(Enhanced Data Rate)機能を追加 |
2007 | 2.1 | ペアリングが高速で簡単になる |
2009 | 3.0 | 最大通信速度が24MbpsになるHS(High Speed)機能をオプションで追加 |
2009 | 4.0 | 省電力に優れたLE(Low Energy)機能を追加 |
2013 | 4.1 | LEのデータ通信を効率化する機能やLTEとの電波干渉を減らす機能、直接インターネット接続ができる機能などを追加 |
2014 | 4.2 | LEのデータ通信速度が2.5倍高速化 |
2016 | 5.0 | データ通信速度が4.0の2倍、通信範囲が4倍、通信容量は8倍に。メッシュネットワークにも対応 |
2019 | 5.1 | 方向探知機能を追加 |
上記表が各バージョンの特徴ですが、バージョンが上がれば何かしら性能がよくなることはわかります。
ですが、Bluetooth5.0でのイアホン使用の場合は音質自体は特に変わらないようです。その代わりにデータの転送速度が早くなり遅延やノイズが減る、通信距離などはとても恩恵を受けるようなので利便性はとっても上がっています。
他にも様々な特徴や種類があるBluetoothですが、細かいことかいてたら終わらないので注意しておくことはこれぐらいかと思います。
TP-Link Archer TX3000Eの外観&付属品チェック

- Archer TX3000E
- 磁石付きの台座(+ 1m RFケーブル)
- 5 dBハイゲインアンテナ × 2
- ロープロファイルブラケット
- Bluetoothヘッダーケーブル
- 設定ガイド
- リソースCD

思っていたよりも本体は小さかったですね!


Bluetoothを利用する際にここにケーブルを差し込みます。
わたしは忘れて後々差し込みました…

この本体をPCI Expressx1スロット以上に差し込みます。
わたしは最近、新しくPCを一新したのですが、利用しているマザーボードは「ASRock AMD Ryzen AM4 対応 B450 チップセット搭載 MicroATX マザーボード B450M Steel Legend」を利用しております。
事前に「PCI Expressx1スロット」が空いているかを確認しましょう。また、実際にGPUなどの配置も考慮して実物を見て購入してください。場合によっては、PCI Expressx1スロットは確かに空いているがGPUが覆っており接続できないということが起こる可能性があります。

私の環境ではギリギリGPUと接触することはありませんでした~。
Bluetoothを利用する方は内部画像でわかるように「Bluetoothヘッダーケーブル」をしっかりと繋ぎましょう。手が動けるスペースがないことが多いので事前に「Bluetoothヘッダーケーブル」を装着した状態から「PCI Expressx1スロット」をつけるようにしましょう。
「Archer TX3000E」を接続後にドライバをインストールするためにtp-linkの公式からドライバをダウンロードします。
ドライバはBluetooth用とWi-Fi用の各2つのドライバがダウンロードできますが、Wi-Fiのみ利用する方はBluetoothのドライバを入れる必要はありません。
あとは無線LANのパスワードなどを入力してネット回線へ接続してください。
回線速度の計測
今更ですが、私は「Wi-Fi6」対応の親機を持っていません。持っていませんが今後無線LAN親機の買い替えを検討しているので先に子機の方を先に「Wi-Fi6」へ対応させました。
「Wi-Fi6」を実感するまでしばしお預けですが、以前よりもアンテナがとても大きく通信速度への期待が大きいです!それでは測りましょう。

以前の環境で色々な回線速度測定をしましたが、平均は40~47Mbpsですね。

新しく「Archer TX3000E」を利用した場合はだいたい平均55~65Mbpsあたりをウロウロします。
体感的に大きいファイルをアップロードなどすると速度向上を感じる気がします。
瞬断などの途切れたりも全く無いので設置してとても良かったですね。
それとBluetoothを利用したワイヤレスイヤフォン接続も音楽を聞きながら家の端から端とまでは行きませんが、思ったよりもカバーする範囲は広いです。ほぼ、カバーできるのではと感じます。遅延も感じませんし、きちんと音が途切れることなく掃除しながら音楽を聞くことができます。
とても便利でした~。
まとめ
「Archer TX3000E」を利用してみて、劇的に変わるという程ではないですが、たしかにわたしの環境では回線速度の向上と安定感を体感できました。「Wi-Fi6」対応親機を購入すればなお速度の改善や電波強度も上がるのでしょうがお財布が厳しいですね…
Bluetoothによるワイヤレスイヤホン接続も安定しています。You Tubeなど見ながらイヤフォンを外すとしっかりと一時停止などが自動的に発生しとても便利です。
その他接続機器をワイヤレス化し、ケーブルをできる限り減らすことができる環境を構築することができました。
今後はできる限りケーブルレス化を目指して頭痛がイタイ人の机周りをスッキリさせたいと考えています!
普通に掃除すればいいだけなんですが…
買ってよかったですし、とても勉強になった「Archer TX3000E」でした。
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